相場を知る

おそらく最初に、レントロールの想定家賃を確認することになると思います。

不動産投資に限らず、なんであれデータを解析する際、個別の数値を扱う場合に、どのようなプロセスが考えられるでしょうか。新しく地元にできたスーパーマーケットでキャベツの値段を見るとします。値段は実際に売買するための実売価格ですので、具体的な数字として明示されていることでしょう。そこで購入を検討するのですが、野菜の新鮮さや産地、ブランドの有無などの条件と価格が見合うかどうかを考えます。さらには、これまで足を運んだことのある、既存のスーパーマーケットの価格と比較してみるのではないでしょうか。そこで非常に割高であるとわかったら、気が早い人ならば他の商品を見ずに退店し、買い物は既存の店舗で行うかもしれません。

既存のスーパーマーケットにおける同じ条件の同じ商品の価格。これは相場と呼ばれるものに当たるといえます。

不動産投資の場合にも、同じことが言えます。特定の項目について、具体的な数値データが得られた。具体的だから正しい、とは決して言えません。そこでおそらく誰もが、「この数値は、相場と比べて低いか高いか?」という判断を行います。

想定賃料においては、まず現況賃料、つまりリサーチ時点での実際の賃料設定が必要です。ついで、レントロールに記載された売主側のシミュレーションによる賃料

、「想定賃料」が得られます。ここでさらにもう一つ、相場についても情報が必要と言えます。

現況賃料と相場、売主算出の想定賃料と相場、独自に算出した想定賃料。この三つの比較を行います。もし自分で求めた想定賃料が、相場を大きく上回ってしまうような場合、あなたは何かしらのマイナス要素を見逃している可能性があるかもしれません。相場価格はこうしたトラブル回避、そしてチャンスの獲得についても、ヒントとなる重要な数字です。価値基準の一つとして、相場というものを把握しておきましょう。

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